ワルツのおかま的女子役秘技 社交ダンス団体レッスン火曜日

-
sho
社交ダンス団体レッスン火曜日はフレンドリーである。
女役初心者の私が女役をやらせてくれと頼めばOKしてくれる男子が何人かいる。
女子部員が少なすぎると言う世紀末的事情もある。

女子役は女子役で覚えておかなくちゃいけないことが多いので下記にメモメモ。

(おかま女子役秘技)

1.女子役をやる時は先ず笑顔を作る(気持ち悪がられるが慣れます)。笑顔なくしては女子の柔らかさを出せない。ダンスは先ずムード

2.姿勢。モデルのように美しく立ち、ボディーライズ。決して蛙の潰れたみたい格好で男子役と組まない。

3.何事もスタートが肝心。スタート位置に立ったら必ずどっちの足で立つのか確認する。ここで「女子をやるんだ」という強い気持ちが大事。女子の場合はどっちの足で立っておくべきか!

4.「女子の右腰は動いている間は原則として高くなけねばならない」を忘れない方が良い。組む前からこの意識をしておいても良いと思う。

5.女子は基本的に顔を左に向けていなければなりません。PPになる時以外は徹底的に「左を見る」を保つことが大事です。しかし、人間は「左を見ながら歩く」というようには作られていません。前を見ながら歩くが自然なのです。前方の情報を早く脳に伝えたいから前を見ながら歩くというのは本能です。回転したら早く前方を見て安全を確認しないといけないと本能的に思ってしまっている。だからダンスで左を見続けながら踊れというのは訓練しないと出来ない動作なのです。身体が90度回転したら、顔はどの壁に向いていなければならないか。簡単な理屈なのですが、これが本当に保てない、訓練あるのみです。

この本能的習性の他に女子には気の毒な事情あります。それはPPでは左ではなく右を見なくちゃいけないなので、ここはPPなのか正対なのかを知らないと顔の向きが滅茶苦茶になってしまう。で、下手糞同士のおかま役をやる時はどこがPPなのか正対なのかをきちんと把握しておかないといけない。

6.股関節を上手に使う。前進する時は相手のお腹の下に潜り込むように。頭を後ろに残すようにして身体は弓なりに反らないといけない。弓なりの時は股関節は伸びないといけない、股関節が曲がってるのは駄目。前進は決して頭から前に突っ込んではいけない。頭を後ろに残したまま弓なりになる事から始める。「行かないぞ、行かないぞ」のイメージで、一種のバックバランスの感じ。

後退の時は、股関節をスーっと後ろに引くように使い始める。右足で垂直に立っていて、右腰をスーっと後ろに引くようにすると上体は前に倒れるはず。これが正解。(右脚)と(後ろに伸ばした脚+上体)とでカタカナの「イ」の字を作る感じ。上手にやれば膝と足首は自然と緩む。体重はボールの上で、踵はヒールキスか若干浮いてても構わない。歩幅広く後退したい時は右腰をスーっと後ろに引く量を多くして左足を曲げたまま後ろに出しながら、上体は前に倒す、頭はもっと前に出るはずだがポイズを忘れないこと。ボールバランスで膝と足首の緩めるの角度を強める。この時の上体は伸ばしてボデイライズ。上体が斜めになっていてもボデイライズと言うつもり。お尻はヒップアップ! ここまで前傾すると相手の腕を自分の手で押してからでないと後退できないような感じになる。遠慮なく相手を押して体重をボールから踵の方へ送るようにして最後は踵でかっ飛ばす。上体を垂直に保ったまま移動させるととっても上手な中間バランスを作る事ができるが、パワフルな後退はできない。後退のフットワークで「TH」と書いてある場合、ヒールに体重が早く乗ってしまうのは最高に拙い。ヒールに体重が乗る前のボールバランスの間に早くカタカナの「イ」の字を書かないといけない。従って後退は物凄く「前バランス」でないといけない。

女子の腰はヒップアップが大事! 腰が「く」の字に曲がっている女子が良い。女くのいち! どこか拡大解釈のような気がする、強いて言うなら「後退の時だけくの一」、「前進の時は時はくの一ではない」とおかまは思うのです。


ヒールターンが伴う足型は先ず直前のロアを膝を柔らかく
ゆっくりタイミング良く確実にやるようにします。

ヒールターンでは首の向きが大事。首はヒール・ターンが終わるまで左に向けておきます。ヒール・ターンが終わっても首は左に向き(ヒール・ターンをがPPで終わる時は別です)
回転が伴う時、首が前に向いていってしまいやすい、これは全ての足型について失敗する共通の最大原因です。これを克服するのがおかま役の最初の修行。

ヒールターンはノーフットライズ、ライズを続け、アップという具合にボデーライズがかかせない。腰抜けみたいにボデーが落ちたら二度と浮かび上がってこないという見っとも無いことにならないように気をつける。

シャッセフロムPPの1歩目辺りの首の返しは身体が回転するから首の向きが変わるです。

「PPに終わる」という時の首の返しはカウント3でやるつもりでやります。決してカウント1とか2ではやらないように。

ヒップアップ、ボディライズ、笑顔は決して絶えさせてはいけません。カウントを取って、ゆっくり、ゆっくりを心がけ、しなやかさを表現します。

男同士だから、相手に繋がる、なんてみっともないことは多分しないから大丈夫。

立てないシャドーより、例え相手が男子であろうが、相手を杖にして動けるので、繋がって練習した方が圧倒的に楽チン。




↑ラテンの場合の「くのいち」?



shadow シャドー シャドウ ソロ
lower ロア ロワ ロワー ロアー

ワルツのおかま的女子役秘技 社交ダンス団体レッスン火曜日



2009.08.18 初稿



団体レッスン水曜日2の目次

sho
Posted bysho