社交ダンスの定義 Social Dance(Ballroom Dance)

-
sho
社交ダンスの定義 Social Dance(Ballroom Dance)

英語の「Social Dance」(ソーシャルダンス、ソシアルダンス)は日本語の「社交ダンス」を日本人が勝手に翻訳した和製英語だと、つい最近まで私は思い込んでいた。
思うところあって、「Social Dance」「Ballroom Dance」をキーワードにインターネットで検索してみたら、Social Dance の検索結果 約 14,800,000 件、Ballroom Dance の検索結果 約 1,810,000 件 という結果だった。
ありゃあ、「Social Dance」の方が「Ballroom Dance」より桁違いにヒットしているではないか・・・私の認識は全く間違っていたと言うことになるなあ。
「Dance」を「Dancing」に置き換えて検索する必要もあるかもしれないけれど、面倒臭いので省略。

さて、本題。

よく、社交ダンスにはマナーやエチケットなど社交技術が必用だと言われます。
「社交ダンスなのだから、社交を忘れて踊ってはいけません」とか「楽しければ良い」とかも言われます。
フムフムと頷かざるをえないお言葉なのですが、私ゃ、何故かそうは思っていません。
一体、社交ダンスとはなんぞやについて考える前に、Yahoo! JAPAN の辞書検索で「社交」について調べました。
次ぎの結果が返ってきました。(緑色の部分)

しゃこう【社交】
社会生活に必要な,人と人とのつきあい。 more (新辞林 三省堂)

しゃこうダンス【社交ダンス】
男女が 1 対となって踊るダンス。 more (新辞林 三省堂)

しゃこうか【社交家】
人とのつきあいを好み,また,つきあい方の上手な人。(新辞林 三省堂)

しゃこうかい【社交界】
上流階級の人々が集まって交際する社会。(新辞林 三省堂)

しゃこうじれい【社交辞令】
社交上の褒め言葉。 more (新辞林 三省堂)

しゃこうせい【社交性】
(1)人づきあいが上手な性質。 more (新辞林 三省堂)

しゃこうてき【社交的】
(形動)社交性に富むさま。 more (新辞林 三省堂)



大概のスポーツや武術あるいはお稽古事では作法と言うものが前提と言うか、究極と言うか、奥義でしょう。
社交ダンスも当然その例に漏れないと思います。
しかし社交ダンスで「社交」と言う言葉を敢えて強調されると、私は何故か「社交」と言う言葉に何か不潔なものを感じてしまいます。
社交が得意な人には当たり前のことなのでしょうが、社交が苦手な私には社交と言う言葉を押しつけられると(^^;が出てしまいます。
特に「上流階級」ってのをチラつかされると「なんかなあ」と思っちゃったりします。

「社交ダンス=男女が 1 対となって踊るダンス」・・・この説明は良いですね・・・社交と言う言葉が入ってなくて・・・。

「おもいやり」とか「優しさ」なんかを最初から求めてこられると私は疲れる。


社交ダンスは男次第?
こんな社交ダンスのどこが面白い?

自由に踊りたい
ダンスホールで踊ってたら相手からスピンターンで女子の遠心力とかの話が出た。
私は「前進後退前進少し横に」のどこに遠心力の要素があるのだろうと思っている。
強いて言うなら男子2歩目のCBMPに前進に問題があるのだろうと思っている。
だから遠心力なんか私から見れば他流派の話で、とても付き合ってられない。
そんな難しい話は家で考えててよと答えた。
すると家で考えてるのは「自由に踊りたいということだけよ」と言う返事が帰って来た。
私はその割には貴女、周りの人の言葉に束縛されてるね、ラブラブで躍ってるとかと言われてそんなに気になる?
下手は下手なりに自由にラブラブで躍れば良いじゃないかと答えながら、この人も私から去って行く人なんだろうなと思ってしまった。
女子の自由に踊りたいの真意は私には見えない。
自由に踊りたいのは男の方だ、女を踊らせて何が楽しい?

チークダンスの定義
社交ダンスのマナーで社交派からもスポーツ派からも、チークダンス程、攻撃の矢面に晒されるものはない。
チークダンス即セクハラと多くの人に認知されている。
哀れなるかな「チークダンス」。
私はチークダンスをダンスの技術として捕らえているから、チークダンスをタブー視していない。
しかし、チークダンスをタブー視している人、あるいは初見の人には決して仕掛けない。
マナー軽視の私ではあるが、これが私のマナーである。
しかし、チークダンスを目撃するだけでも不快だと感じる人もいる・・・私のジレンマであるが、「日本人よ、変われ」と思ってたりする。

「ダンスの原点!チークダンス」って投稿も競技ダンスのメーリングリストにあったりする。
私には非常にフムフムで、ここでご紹介したいくらいであるが、著作権があるからためらっています。

Re:チークダンスについて sho@富山 2002/02/05 [09時44分20秒]
 チークダンスなんて難しく考えちゃ駄目。 これがチークだなんてホールドも大抵失敗します。
リラックス、リラックス。 右足で横へ身体を送り、今度は左足で身体を横へ送り のんびりと踊ります。
そのうち意気統合してくれば・・・。
音楽を楽しみ、右に左に揺れていれば良い。
兎に角、張り切ってはいけません。
1小節に一歩って感じかな・・・。
因みに私もチークに成功したことはありません(^^;

しかしなあ、会社の慰安旅行の浴衣とどてら姿のダンスぐらいしかチークの現場を見なくなったなあ。
無くなってしまうと懐かしくなっちゃう(^^; ・・・皆でワイワイ「これがチークだ」などと騒ぎながら踊ってるやつはチークにあってチークにあらずである。
あれは所謂単なる「温泉ダンス」であって、本当のチークダンスではない。
本当のチークを踊るのに騒ぐ奴がいたらおかしいのである。ブルースの足型も全く必要がない。
スローカウントとかクイックカウントとかも要らない。前進、後退なんてのも要らない。
脚を開いたり閉じたりも多分不要。わざと腰をクネクネなんてのも外道である。
頬を摺り寄せて踊るのに忙しい事を要求する方がおかしい。
チークってのは穏やかな大きな波のうねりに二人でまどろみながら身を任す・・・うねりを仕掛けてるのは男子なのだろうが。。。...

よくブルースの形の悪いのをチークダンスだと表現する人が多いが、高尚なチークダンスを貶める罪深い表現である。
私に言わせれば如何に形が悪かろうがブルースはブルースであって、ブルースがチークダンスになるはずがない、全く別物である。

まあ、言葉の定義と言うか概念というのは人それぞれなのかも知れない。
私はあまりにも美し過ぎるチークダンスを見てしまったので、それを見た事のない人とは違う概念を抱いてしまっているのかもしれない。
多数説の存在は認めるとしても、私が多数派に取り込まれることはないだろう。
隠れ○リシタン。隠れ○○ファン。心の奥底はメラメラ、ファイトの塊!

あくまでも個人的見解ですが、踊り方の技法から捕らえるなら、チークダンスの発展形はブルースと言うよりはスローフォックストロットではないかと思っています。
足を揃えるという事もないし、初級のブルースのに有りがちな正面突破的前進後退ではなく、右半身、左半身とかで進んで行くところが、似ていると思うからです。
チークダンス、スローフォックストロット、ブルース、それぞれの中でもいろいろ踊り方があるので、どの踊りが高級でどの踊りが低級かは、名前だけで判定するのは良くないと思います。
いくら高級でも踊れなきゃあ存在価値が無い。どれも最終目標は一体感!・・・最終目標も人それぞれか。。。...


マナーやタブーに関する資料
他人に不快感を与えない一定の作法

ある人は不快と感じ、別の人は不快とは感じない。これが世の中をややこしくする(^^; 押しつけがましいマナーは新人類に嫌われる。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」って、みんなと一緒に渡っている私が居たり、青信号まで待っている頑固な私が居たり・・・(^^;

信義礼智信
礼以上に仁(優しさ)と義(義侠心)が大事なのだ
(蛭田達也著 コータローまかりとおる!)
礼があっても仁義なくばうわっ面を飾るだけのごまかしに過ぎない
この少年、風采こそは上がらぬが、この大事な二つはしっかり心に持っておる。



2006.12.09 更新 2002.11.13 初稿



ダンス裏論の目次 | (社交ダンス sho)fc2

(社交ダンス sho)fc2

all https
iマーク
sho
Posted bysho