カルチャー・ショック:タンゴ・ポジション(4) 「肘は前」

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sho
「肘は前」「カルチャー・ショック:タンゴ・ポジション」のごちゃ混ぜ特訓

今日の「団体レッスン火曜日」はパーティーだった。
ビールを飲みながら食事して、それから踊る。

いくらパーティとは言え、身内同士のパーティーなのだから課題を持って踊らなくては。

えーと、「肘は前、枠を保つ」だったな・・・。

かなり肘が引けててカチンカチンで下ばかり見てる人とタンゴのポーズ。
どういう訳か私も肘が引ければボディを合わすことができるのだが
「肘は前、枠を保つ」に拘るとボディーを15センチほど離さざるをえない。
「ボディを合わす」を取るか、「肘は前、枠を保つ」を取るか???


女子に合わせて自分も肘が引けるのは良くないと言われてたなあ。。。
で、「肘は前、枠を保つ」を優先する事にしてボディを離して組んだ。


ちょっと最初は女子が重いとか引っ張られるとかだったけど
頭から突っ込まないようにと、女子を自分のおなかの下に入れるように自分で気をつけ
たら女子にバランスを取られると言うことはなくなった。・・・が、やっぱり、ボディは離れていたけど、「カルチャー・ショック:タンゴ・ポジション:女子を自分のおなかの下に入れるように」の気持ちが大事と自分を慰める。

それからもう一つ今日の実験課題の「カルチャー・ショック:タンゴ・ポジション:右手中指で女子の腰の少し上の背骨を下に押す」もやってみた。

自分としてはかなり上手く女子をコントロールしてるなあだったが、相手や傍目にはどう見えてるだろうとかなり不安。一応、相手に質問してみた・・・「俺の右手の指、気になった?」・・・相手、答えて曰く「え、別に。リードが判りやすかったけど」

ふーん、・・・ちょっと、分析してみる。
「右手中指で女子の腰の少し上の背骨を下に押す」って、一種の「その場でロア」を女子に強制してるように感じたが、強制ではなく、「判りやすいリード」だったのか・・・本当にこうなら、しめたものだが・・・。まっ、今のところ、この路線でいってみよう。

タンゴと似たようなことをワルツでもこの女子に試してみる。ボディが離れるのいささか拙いが・・・。ワルツだから当然右手の位置はタンゴよりも高いが、右手中指の先っぽで女子の背骨を下に押し下げる。女子の身体が流れちゃうのと「私の押し下げ」のどちらが先にできるかの競争みたいな感じだったが、私としては良い感じだった。「肘は前、頭を突っ込まない、頑張って枠を保つ、指での押し下げ」・・・同時に4つのことを考えながら踊れるなんて、今日の私は冴えてるなあ!

もう、完璧にこの女子とタイミングが合うようになったみたいな感じになった。パーティだからいろんな種目を踊っていたのだが、やがてスロー・フォックストロットの曲が鳴った。いつもなら、誰と踊ってもブルースなんだけど、今日は冴えてるから、スロー・フォックストロットでもOKかもなんて思ってスローに挑戦。私の拘りのタイミングで彼女をコントロールできたみたい。本当に私は上手くなったのだろうか? よくあるたった一晩の錯覚に過ぎないのか? まっ、相手も満足してたみたいだし、他の女子にも同じ事を試してみたが、「概ね、良し」とのお墨付きをもらったので、今日は良しとしよう。


カルチャー・ショック:タンゴ・ポジション(1)
カルチャー・ショック:タンゴ・ポジション(2)
カルチャー・ショック:タンゴ・ポジション(3)


2009.07.15 初稿

団体レッスン水曜日2の目次



カルチャー・ショック:タンゴ・ポジション(4) 「肘は前」
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